計画犯~ぶつける思い〜
放課後には、サッカー部に混ざり一緒に練習した。
元々中学ではサッカーをやっていたので
ボールはしっかり蹴れた。
ボスもそこにいて試合なんかもした。
「ねぇ、背中汚れてるよ。
パンパンッ よし、落ちたよ。」
「おう。ありがとな。」
こんなにボスとまともに話したのは初めてで
すごく新鮮で楽しかった。
サッカーを終えたら、すぐに家に帰った。
家に行くまでの帰り道…
「僕は馬鹿だな〜」と呟きながら歩いた。
今日の夕日は僕のことを応援してるみたいな
明るい赤の色に見えた。
家に着けば、「ただいま」と言い
「おかえりなさい」と声が聞こえる。
いつもより、ウキウキして帰ってきたので
声が大きかったらしく、
「何かいい事でもあったの?
すごく楽しそう。」と母親が言った。
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