不機嫌ですが、クールな部長に溺愛されています
隣のテーブルにはたくさんのカラーペンや色鉛筆、デザインのラフなどが置かれ、棚には資料や本が詰まっている。Akaruが手がけたらしきポスターも飾ってあり、デザイナーの仕事場という感じだ。
やはりAkaruの姿がないことを不思議に思っていると、腰を上げた耀が、いつもの優しい笑顔で私のそばにやってくる。
「お疲れのところ、来させてごめんね」
「ううん。耀もお疲れ様」
そう言い、正面から彼の顔を見上げた途端、昨夜の淫らな記憶が蘇ってしまい心拍数が急上昇し始める。
この人のセクシーな表情とか、肌の感触とか甘い声とか、今思い出すな私!
と、自分を戒めようとしているにもかかわらず、耀は当たり前のように私の髪を撫で、さらりと言う。
「あと、今朝はかまってあげられなくてごめん」
「っ! べ、別に……」
いつものごとく、そっぽを向いて強がろうとしたのもつかの間、これからは素直になると決めたじゃないかと思い直す。
「……嘘。ちょっと寂しかった」
恥ずかしくて目は合わせられないけれど、正直な気持ちを口にした。
やはりAkaruの姿がないことを不思議に思っていると、腰を上げた耀が、いつもの優しい笑顔で私のそばにやってくる。
「お疲れのところ、来させてごめんね」
「ううん。耀もお疲れ様」
そう言い、正面から彼の顔を見上げた途端、昨夜の淫らな記憶が蘇ってしまい心拍数が急上昇し始める。
この人のセクシーな表情とか、肌の感触とか甘い声とか、今思い出すな私!
と、自分を戒めようとしているにもかかわらず、耀は当たり前のように私の髪を撫で、さらりと言う。
「あと、今朝はかまってあげられなくてごめん」
「っ! べ、別に……」
いつものごとく、そっぽを向いて強がろうとしたのもつかの間、これからは素直になると決めたじゃないかと思い直す。
「……嘘。ちょっと寂しかった」
恥ずかしくて目は合わせられないけれど、正直な気持ちを口にした。