君を消したワタシ。君に消されたボク。

ーーー

コウと別れて歩くこと三分。

あっという間な距離で我が母校が現れる。

「よっすー」

「はよー」

校門を目前に、反対の角から現れたのは俺の学友。

挨拶こそふざけてるが、こいつは学年トップ5の頭脳の持ち主だ。

「今日はどうだったよ」

「んあ?まあ、普通?いつも通り?」

「なんだかなー。もう二年だぜ?それでいいのかよ」

こいつは全部ではないにしろ俺の恋愛事情を知っている。
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