その夜は、星が綺麗だった
カチカチと動く時計


21:00を指す



時間が来たようだ



もう着いた。 と父から連絡が入り、荷物をもって部屋をでる







ありがとう、と心の中で告げて

部屋に背を向ける










さて、ここからが問題


受付にはお姉さんがいる


どう理由をつけて出ようか...



階段を降り切ったところで音を出さないように歩く





強行突破しかないかな...





とか、思っていたが









「あれ...お姉さんがいない」



受付は無人



誰もいなかった





「この時間帯はいないのかなあ...まあ、いいや、ラッキ~」



< 104 / 288 >

この作品をシェア

pagetop