その夜は、星が綺麗だった
自分の子供を愛さない親なんていない


と思う



少なからず、
私の両親そうであった




不器用ながらも愛してくれている



幼い時は分からなかった


厳しい指導に勉強ばかりの毎日


投げ出したいって思ったこともあった


でも、


今は、


それら全部が


両親なりの愛だった


と思うのだ



自由はあまり、与えてはくれなかった



楽しい、とか、嬉しい、とか、悲しい、とか、怒った、とか、



そんな感情も教えてもらわなかった



でも、


それでも、


想っていてくれた


母と父は不器用すぎたのかもしれない


ヘンテコな愛を



両親なりの愛を


私にくれていたんだ



< 110 / 288 >

この作品をシェア

pagetop