その夜は、星が綺麗だった
「はぁ、そうですか」


「まあ、もうすぐ持ってくると思うから」


「そんなに早くですか?」


ついさっき行ったばかりなのに?



「ええ、相田さんはここにある全てのドレスを把握していて、それでかつ、あなたにピッタリのを選んでくると思うわよ?」





「まあ、それは楽しみです」


そこまで母が言うなんて珍しい


期待できそうだ






「お待たせ致しました」


「あら〜。やっぱり良い目をお持ちになってますね、相田さん。ありがとう、これで探す手間が減ったわ」



わあ

キレイ…



「恐縮です」



「じゃあ、これにあった、靴とアクセサリーもお任せしてもいいかしら?」



「そう仰ると思い、ドレスとご一緒にお持ち致しました」


相田さん…


リスペクトしてます……



「あら、ありがとう。では、お会計に行きましょうか」



「かしこまりました」




相田さんのおかげで時間がかからずに済んだ


< 113 / 288 >

この作品をシェア

pagetop