その夜は、星が綺麗だった
『レナです。偽名ですが』



偽名ですがww




私があはははと笑ってみせると、会場からも笑いが起こる



『本名は秘密です』



可愛く言ってみせる



それにまた、笑いが起きる




ここにいる人は英語は理解できるようだったので、私は英語で話し続けた



『本日はどうして世界に出ようとお思いになられたのでしょうか』



紳士的なおじ様が質問する



『どうしてか……そうですね、理由はいくつかありますが、1番の要因は、父の仕事を受け継ぐことを決心したからです』




ぶっちゃけ、マスコミに嗅ぎ付かれそうになったからなんだけどねww




『そうですか。まだ、お若いですのに。海崎社長が羨ましいです』



それに父は


『自慢の娘です』


と、一言いってから



『それでは皆様、残りの時間をごゆるりとお過ごしください』





私達は一礼して、控え室の方へ一緒にいく




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