その夜は、星が綺麗だった
アカリもこの会話を聞いたら、春ちゃんと同じことを言うに決まっている


この際、三人でお揃いのものを買おうとしよう


『じゃあ、アカリと春ちゃんと私の三人でお揃いの何かを買お?』


『わあ!うんうん♪そうしよ!』


ぱあっと目を輝かせる春ちゃん




その後ろで、ぶすーっとしているアサヒくん


きっと、自分もお揃いでなにか欲しいんだろう、が、しったこっちゃない



アキトくんの大会のお祝いだから、アキトくんとお揃いを買うのは仕方ないけど、別にアサヒくんとお揃いにしなきゃいけない理由なんてないもの



だから、無視



『レナちゃん、アカリのとこに行こ~♪』



『そうだね』


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