その夜は、星が綺麗だった
朝起きると父から連絡が入っていた



お誕生日おめでとう



一言だけだった



でも、それが無性に嬉しくてたまらなかった



流石に今年はプレゼントくれないか…



もう子供じゃないだろってことかな






まあ、いいや



お昼は楽しも!




朝は学校の課題を終わらせる



予習復習
みっちりこなす







3月18日



私の生まれた日





おめでとう私

お兄ちゃん、私もう17歳だよ....


会いたいよ...















私が今いる部屋は6階


会社というか、社員の仕事場所は地下1階から4階


お姉さんたちは主に3階で仕事をする



5階はお姉さんやお兄さん、私のボディーガードが住んでいて


執事は私と同じ階の6階で私の世話というか、仕事の補助というか、まあ、なんでもこなしてくれる



今朝も私が部屋から出ると、執事は掃除をしていた


「おはようございます」と一応声をかけた


執事は「おはようございます。レナ様、17歳のお誕生日おめでとうございます。レナ様に仕えることを嬉しく思っております。このような老いぼれではありますが、何卒よろしくお願い致します」
と、恭しく礼をした



「ありがとう。いつも助かっている。これからも頼りにしているよ、八代」



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