その夜は、星が綺麗だった
「光栄です」

ふわりとした笑顔を見せてくれる執事


年齢は60後半だったと思う

八代といって、八代が入れてくれるコヒーは世界一だと言ってもいいぐらいのおいしさ

毎日飲んでいる


今度入れ方を教えてもらおっと...



「あーもうお昼だ...今日は八代になんか作ってもらお...」



いつもは自分で作るからっと言っている

八代も父からあれこれと言われていて、結構忙しいから、私のご飯なんぞに時間をとらせたくなかった


特に私が忙しいときは八代に頼んだりするが、できるだけ自分のことは自分でしたいのだ



八代にとっては自分の仕事をとられたと感じてるかもしれないが...



作るのは自分だが、食材などの買い物等は八代に任せてある


目利きがいいものだから新鮮なものをいつも買ってきてくれる



まあ..
私が買い物に行くとなったら、ボディーガードの桑原も付いてくるんだよね




桑原は40代で小学生の娘と中学生の息子がいる


奥さんと一度会ったことがあるが、春ちゃんみたいにほんわかして優しい人だった

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