その夜は、星が綺麗だった
《ありがとうジョン。また学校でね》


寮の前

ジョンが車から降りる


《またなルナ》



《今日はおじょーちゃんをありがとよ、ジョン!じゃあな》



お兄さんが英語でジョンに話しかける



《はい。こちらこそ、ありがとうございました。では、僕はこれで》



ジョンがいつもより丁寧に話す



ジョンが車をおり、ドアが閉まったところで、お兄さんが車を発進させる





ジョンは私たちが見えなくなるまで、見送ってくれていた





「おじょーちゃん、どうだったでい?」


「楽しかったよ」


「そーかいそーかい」



いつもは『普通』って答えてる私だが、『楽しかった』と聞けてお兄さんは嬉しそうだった





帰ったらお姉さん、桑原、八代、お兄さんと私の5人で食卓を囲んだ















今日の夕食はいつもより美味しかった








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