その夜は、星が綺麗だった
寝る準備が終わった時、ジョンから貰ったプレゼントを思い出し、バックから取り出した



細長いラッピングされたプレゼントを開けると、白い箱から、現れたのは




シルバーのネックレスだった




それはいつもジョンがしているネックレスとよく似ていた




ジョンのは十字架だったが、これは、羽だった




巧みだ



絶対これ高いよ…





ジョンの誕生日にもなにかプレゼントしなければ




このネックレスを学校につけてこいってことなのだろうか…



でも、つけていったら、クラスメイトとかに私とジョンを見て、付き合ってるんじゃないかと、誤解をさせてしまう




つけていかなかったらで、ジョンに気に入らなかったと思わせてしまうし…



困ったなあ…




これってさ、

実は


誕生日プレゼントじゃなくて


嫌がらせ


とかじゃないよね?


私を困らせるためにくれた


とか?




ダメダメ、せっかくくれたのに


そんなことを思ってしまってはいけない




相手に失礼だ






ああ、もう寝よ





寝て、忘れて、学校に行く日の朝になって考えよ…





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