その夜は、星が綺麗だった
「すみません、お待たせしました」



先に車に乗っていた父と母にそう謝罪の言葉を述べる



「今日はお前にとって特別な日だから別に構わんよ」



と父が


「その格好、ステキよ」



と母が




「ありがとうございます」



笑顔で答える私




運転手さんに父が「出せ」といって車が動き出す








お兄ちゃんに会える


いろんな感情がまじりあって


私に襲い掛かってくる





父と母の前で取り乱すわけはいかないと思い冷静を装う




もう、何年もたっているけど


慣れないものは慣れないな...



< 197 / 288 >

この作品をシェア

pagetop