その夜は、星が綺麗だった
「レナさん、お時間です」


いつもの黒いスーツ



お姉さんが張り切って選んでくれたこのドレス


「」


淡い藤色



藤の花を思い出す



綺麗な花だよね…





体のラインが露わになる





あ………


太ったかもしれない……




二の腕あたりがムチムチというか、鏡で見ると窮屈に見える




首元と肩の辺りはレースになっていて色気が増す



あのネックレスは今日はつけていかない




このドレスに会うだろうが、万が一、ジョンからのプレゼントと知られたら厄介なことになる



めんどくさいしね







「分かりました」


既にスイッチが入った私




裏で控えていた私






さて、いざ、戦場へ






< 213 / 288 >

この作品をシェア

pagetop