その夜は、星が綺麗だった
あともう1人は、


《あらあら、可愛い子はっけ〜ん♪》



《今日は一段とお美しいです、スミス様》



私より5つ年上のスミス様

姉がいたらこんな感じかなぁって思う

私のことを気に入ってくださっている

だから、もし、何かあった時は心強い




《あらあら、ベルナー殿ではないか。久しぶりだね》


お嬢様らしい言葉ではないが、交渉の術においては右に出るものはいないだろう


私の父でさえ、彼女のことを絶賛していた



《お久しぶりです、ミス・スミス。お変わりないようで》


何だろう、『以前あった時と変わってませんねその態度』と聞こえてくるのは私だけだろうか…



一応、ベルナー様とスミス様は同い歳


私より5つ上なのだ

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