その夜は、星が綺麗だった
辛辣になってる私


「はいはい。泣くなって……な?」



アキトくんは手を伸ばして私の涙を拭う



「……レナってさ、俺のこと好きだよな…?」



『好き』なわけない


嫌い


なんでそんなこと聞くの…



「嫌い…嫌い嫌い」









「じゃあ、なんで泣いてんだ?」




向かい合う私たち


一体どのくらいの間泣いていたんだろ









「わかんないよ……ばか」




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