その夜は、星が綺麗だった
「............待てって...その顔はちょっと、ヤバい」

クルッ

私はなぜかアキトくんに後ろを向かされた


そして

ギューッと抱きしめてくる



私後ろ向く必要ってあるの...?



「なんでそんな顔すんのかなぁ...泣き顔だってやべーのに......」



私の耳元でぶつぶつ言う




少し...くすぐったい...




「あ~あ。『わかんないよ』とか、かわいすぎ。



 ほんとは分かってるくせに。



 レナ、



 自分が思ってる事ゆってみ?



 素直に。



 正直に。



 な、レナ」



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