その夜は、星が綺麗だった
「別に〜」


「やっぱ首席だけあって、記憶力とか半端ねーな」



「そんなこと別にどーでもいいから」



しぶしぶお金を受け取るアサヒくん



「もう、こういうことはしないで」



ちょっと怒り気味に言ってみる



「.......」



はい、カンペキ無視




まあいいや


めんどいから




持ってきたエコバッグに買ったものを素早く詰め込んで、店を出た



もう既に18:03


あれから1時間がたった



アサヒくんがいたから余計に時間がかかった




そして、帰りも一緒



互いに話すことがない


ただ聞こえてくるのは



学校のグラウンドで部活をしている人達の声と先生の声



気をつけなければならないのはここ


学校の前を通る時



< 23 / 288 >

この作品をシェア

pagetop