その夜は、星が綺麗だった
「美味し」



朝からたくさん食べてくれるから作りがいがある



「美月も全部食べようねえ」



「まま!まま!」




あーかわい




けど私の時間は少なくて








「...すみません。そろそろお時間です」


お姉さんが申し訳なさそうに言う



いや、ゆいさんが



「ふふっ、大丈夫ですよ、ゆいさん。じゃあ八代くん頼んだよ」



「かしこまりました」


恭しく頭を下げる彼は二代目八代


八代はもう年だったため、退職してもらったんだ


そして、見習いとして、八代の孫である、八代ヒロキくんに私と美月の執事を頼んでいる



まあまあ若いから、たまに、旦那さんが焼きもちを焼いちゃうのが最近の悩み



とか言ってみるww




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