その夜は、星が綺麗だった


「レナさん、学校どうでしたか?」


毎日聞いてくるその質問

私は毎日同じコタエを返す
それも笑顔で


「いつも通りですよ」


この時間帯に寮へ帰るのは入試を推薦ではなく受験して合格した12,3人ぐらい

あとの人は全員部活


まあそりゃそうだけどねww


「そうですか。レナさん今日の夕食はどうなさいますか?」


「大丈夫です」


「分かりました。伝えておきます」


毎日夕食は4人の栄養士さんと4人の一流シェフが作る


もちろん各部活動にあったメニューや、お嬢様にあったメニュー

健康に配慮した食事から、筋肉の増量を図るための食事など様々だった


だけど私は自炊

幼い頃から母に自分のことは自分ですることと言いつけられてきた

母はとても厳しい人だった

でも、感謝しきれないほど母からたくさんのことを学んだ





< 9 / 288 >

この作品をシェア

pagetop