暴走族の姫〜SECOND〜
Side銀髪の男
公園で拾った女の子は今にも死にそうって感じで過呼吸を起こしていた。
過呼吸が落ち着いた頃、ここに置いて帰るのも寝覚めが悪いので連れて帰ることした。
そして、おんぶで家に帰る帰路、ズルっと背中から落ちそうになる女の子。
「うぉっあぶっね。」
慌てて体制を変えて見ると
「寝てんのかよ(笑」
気持ち良さそうとまではいかないが、さっきの死にかけのような顔色よりはマシになっていた。
またずり落ちられても危険なので横抱きにしてまた足を進めるのだった。