[完]君からの愛を
結局2人で歩いてきた
「なんであいついんの?」
話を切り出したのは柊仁くん。
「え、あ、ほら、1年生の時仲良くしてた人たちでーって!」
「他にもいたんじゃないの?」
「…」
なんでこんなに不機嫌そうなのか、私にはわからなかった。
「結局まだ好きなのか…」
この間とは違って少し当たりの強い言い方に、泣きそうになるのをこらえた。
でも、なんでそんな事言うの!?と思い柊仁くんを見上げる。
すると
「…っ!いや、反則」
日焼けしたのか見上げた顔は真っ赤だった。