[完]君からの愛を
急いで髪の毛をお団子にまとめて、かるーくお化粧して、ラフだけどTシャツにデニムのショートパンツで外に出た。
「ど、どうしたの?急に」
初めて会った時の公園に着くと柊仁くんはいた。
「これあげるよ」
そう言って渡されたのは、いちご味のアイスだった。
「わざわざ買ってくれたの?」
ありがとうって、笑って言うと目を逸らされた。
ちょっとだけ悲しかったけど、何かあったのかな?って。
「あー、生き返るねぇ」
アイスを食べながらそう言うと
「っぷ…変わらないね?」
柊仁くんは笑いながらそう言った。
“変わらない”?柊仁くんは、一体…