[完]君からの愛を
泣きながら、次の日、気持ち悪くて何度目シャワーを浴びて。
学校に向かった。
その事は、蒼汰にすぐ話した。
今にも倒れそうな俺を心配した蒼汰は、保健室で寝てろと。気を遣ってくれた。
そして、保健室の先生はおばちゃんで、小太りの優しい人だった。
学校の電話を借りて、父親に電話した。
「…父さん……」
全てを話した。
家族を壊すこと。
妹も弟もまだ幼い。
それを知っていたけれど、もうダメだとわかった。