[完]君からの愛を
元気だけど、暑さには本当に弱い。
とは言え、夏はすきだよ?プールとか海とかお祭りもあるし!
スーパーまであと少しの時だった
「ここ、椎名くんが追いかけてきてくれたところだ」
懐かしいな。おじさんがキーホルダーくれて…
「もう、違うの。好きじゃない。」
そう言って、まるで自分に言い聞かせるかのように。
「なんでやめたの」
顔を上げると、そこには暑くても顔を歪めない椎名くんが立っていた。
「……椎名くん」
「……」
通り過ぎようとした。
「なんで?」
どうして今更話しかけてくるのか。
やっぱり君の考えることはわからないよ。、