恋の神様に受験合格祈願をしたら?
「しっかし、あの3人が揃うと目立つよなあ。まわり見ろよ。チラチラと3人を見てるヤツらの多いこと」
リューイチが他人事のように感心した。
「ニコちゃんを見たヤツ、全員死ねばいいのに」
俺はポツリと本音を漏らした。
「お前、物騒すぎるだろ」
「言っとくが、お前の大好きな仁美ちゃんも、野郎からの視線の引きレベルはアレと同じだからな」
ニコちゃんを見る野郎の目が面白くなくて、俺はリューイチにあたった。
リューイチは俺の口を強引に塞ぐと、まわりを忙しく見やった。聞かれてないと判断したのか、ホッとした顔で俺を解放した。
これだから、両片思いは面倒臭い。
違う学校に進学する予定なんだろう? 卒業したら離れ離れになるんだ。それまでには告白しろよ。
「それはともかくだ。年齢的な可愛いが抜け切らない美人な谷地さんに、ホワホワアイドル系が好きなタイプにはたまらない見崎さん。2人ともピンでも目立つけど、そこに一見目立たないけど小動物系で可愛い日向さんが加わると、学園アイドルグループかって感じだよな。あれで3人ともフリーって、受験生ってのもあっただろうけどさ、まわりの男子は何やってたんだって思うよ」
おいおい。未だに告白出来ずにいるお前がそれを言うか?
それとだ。
リューイチは1つ間違えてる。
「どう見ても、3人の中で一番可愛くて目を引くのはニコちゃんだろう」
言い切った俺に、リューイチが情けない顔をした。
「大志、お前は『恋のマジック』にかかりすぎだ」
「俺の目は去年の段階で、0.8と0.9だ」
「メガネをかけるには微妙だな」
リューイチが笑った。
リューイチが他人事のように感心した。
「ニコちゃんを見たヤツ、全員死ねばいいのに」
俺はポツリと本音を漏らした。
「お前、物騒すぎるだろ」
「言っとくが、お前の大好きな仁美ちゃんも、野郎からの視線の引きレベルはアレと同じだからな」
ニコちゃんを見る野郎の目が面白くなくて、俺はリューイチにあたった。
リューイチは俺の口を強引に塞ぐと、まわりを忙しく見やった。聞かれてないと判断したのか、ホッとした顔で俺を解放した。
これだから、両片思いは面倒臭い。
違う学校に進学する予定なんだろう? 卒業したら離れ離れになるんだ。それまでには告白しろよ。
「それはともかくだ。年齢的な可愛いが抜け切らない美人な谷地さんに、ホワホワアイドル系が好きなタイプにはたまらない見崎さん。2人ともピンでも目立つけど、そこに一見目立たないけど小動物系で可愛い日向さんが加わると、学園アイドルグループかって感じだよな。あれで3人ともフリーって、受験生ってのもあっただろうけどさ、まわりの男子は何やってたんだって思うよ」
おいおい。未だに告白出来ずにいるお前がそれを言うか?
それとだ。
リューイチは1つ間違えてる。
「どう見ても、3人の中で一番可愛くて目を引くのはニコちゃんだろう」
言い切った俺に、リューイチが情けない顔をした。
「大志、お前は『恋のマジック』にかかりすぎだ」
「俺の目は去年の段階で、0.8と0.9だ」
「メガネをかけるには微妙だな」
リューイチが笑った。