俺が必ず守るから
友達
わたしはその日から勉強するのをやめた。
専門学校は入学金も払ってしまったのでとりあえず通うしかない。
お母さんが必死に働いたお金で払ってもらったのに、取り消すなんてそんなことできなかった。
でも学費は別だ。とりあえず半年単位なので半年分は自分でもバイトして払って、そのあとやめて別の道を探そうと思っていた。
「本当にそれでいいの?」
「いいよ、だってわたしは看護師になる資格ないから」
「そんなことないよ、美樹はきっといい看護師に・・」
「適当なこといわないで」
郁美が心配してくれてることなんて痛いほどわかってた。
病院でわたしが叫んだことだって、なにも責めたりしなかった。
それなのに、どうしても郁美の言葉が受け入れられなくて。