俺が必ず守るから


「おーい、そこの2人何の話してるのー?」


「噂をすれば」


「え?なになに?俺のこと話してたの?」


「そう、悪口」


「え、ひどくない?今日卒業式だよ?最後だよ?」


「あはははは」


さっきまでは海斗の思い出を振り返ってすこししんみりした気持ちだったのに、この2人がそばにいると自然に笑顔になれる自分がいた。


郁美と松橋くんも笑っていた。
< 118 / 174 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop