俺が必ず守るから
「おつかれさまでした」
今日の仕事がおわりわたしはバス停に向かう。
社会人になって一人暮らしをはじめたわたしはバスに乗るようになった。
最初は怖くて、席があいても座らずに運転手さんの近くに立つようにしていた。
でも、最近はだいぶ慣れてきた。
今日乗るバスは少し混雑していて密着ほどではないけれどすぐ後ろに人が立っている状況だ。
そしてさっきから太ももから腰あたりに手が当たっているような気がする。
揺れていたのでそのせいで当たっているだけかもしれないと思ってチラっと後ろを確認すると明らかに触っていた。