俺が必ず守るから


バスを降りてすこし歩いていると後ろから「おーい」という声がした。



まさか。



聞き覚えのある声にわたしは止まった。


こんなところに、いるはずなんてない。


そんなはずないのに、どこかで期待している自分がいた。



あの転校してきたときと同じだったから。


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