俺が必ず守るから


「俺さ、結構危ない状態だったんだ。それで移植しかもう手がなくて、それで順番を待ってた。

そしたら奇跡的にみつかって、それで移植したんだ。経過はみなきゃいけないし、気をつけなきゃいけないこともたくさんあるんだけど。でも、もう大丈夫だ」


「よかった・・・」


海斗の病気が治った。こんなにうれしいことはない。


「芹沢から美樹が親父に関わるなっていったことも聞いてさ。最初はなんで美樹はお見舞いにきてくれないんだろうって思ってた。俺のことなんとも思ってなかったんだなって。

でもそのあと芹沢から話きいてさ。美樹が看護師目指してるって。それ聞いてすごく嬉しかったんだ。それに俺も頑張らなきゃって思った。俺も頑張って病気と闘おうって」


わたしが海斗を想って頑張ろうって思ってた時に、海斗もわたしを想って頑張ろうって思っててくれてたなんて。



なんて幸せなんだろう。


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