俺が必ず守るから
「あのとき、以来だな」
そしてわたしたちは高2のときに花火をみた場所にやってきた。
あれから10年、辺鄙だった場所は家がたち、いまではここは穴場スポットではなくたくさんの人がいた。
でも、それでもいいんだ。
ここからみる花火は本当にきれいだから、たくさんの人にみてほしい。
「ドーン」
花火のあがる音がすると優愛はとても嬉しそうにみていた。
優愛は花火をみるのが初めてだ。
それでこんないい場所でみれるなんてちょっとうらやましい。