俺が必ず守るから


美樹が俺のことを忘れてるなんてそのときは気づかなかった。


だから


「僕はキミのことがすきだよ」


そういったとき美樹がダッシュで走り去っていくのを呆然と眺めていた。


でも、きっと6年もたったし忘れてても仕方ない。


あのとき話したのなんてほんとに少しだけだ。


むしろいきなりスキだよなんていってきっとやばいやつだと思われてしまった。


失敗した、俺はそう心の中で悔やんでいた。

< 149 / 174 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop