俺が必ず守るから


「今年も、お願いします」


そういってお母さんに身をゆだねているとあっという間にわたしは変身した。

最後にかんざしをつけてもらっておわりだ。


「毎年ありがとう」


「どういたしまして。気を付けていってくるのよ。帰りもあんまり遅くならないようにね」


「はーい、いってきます」


外にでると風が少し冷たくて気持ちよかった。


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