俺が必ず守るから
ずっと怖かった。
病気のことを知ったら離れていくんじゃないかって。
俺が打ち明けるよりも前に倒れて入院してしまった俺はまた一人ぼっちになったって思った。
でも芹沢と翔はお見舞いにきてくれた。
「海斗ー、俺海斗いなくてさみしいわ」
「五十嵐いないとなんか空気が違うんだよね」
俺がいたのなんてたったの1ヶ月くらいなのに、そんなことをいう2人。
病気のことだって気づいているはずなのに一切触れてこないで、面白い話とか学校でのこととかたくさん話してくれた。