俺が必ず守るから
金魚すくいにヨーヨー釣り、海斗と松橋くんは射的などをやったりなんだかんだ別行動することなく楽しんだ。
それに4人でりんご飴にチョコバナナ、わたあめや焼きそば、たこ焼きなどたくさんのものをちょっとずつシェアできてこれはこれで悪くないかもなとも思った。
もうあと15分くらいで花火があがる時間だったのでそろそろ座るかってなったときだった。
「なあ、美樹ちょっとかりていい?」
海斗がそう口にしたのは。
「え?」
突然の発言に戸惑ったわたしをよそに
「どうぞー」「いいよー」
と松橋くんと郁美の声がかさなった。