俺が必ず守るから
確実にわたしを呼んでいるその声にわたしは全く聞き覚えがなかった。
もしかして悪い人?それとも道聞きたいとか?
いや、でも悪い人ならそんな大声で叫ばないだろうし、ここは一本道なので道を聞くというのもおかしい。
そんなことを考えていたら肩を叩かれた。
後ろを振り向きたくはなかった。
面倒なことには付き合いたくないし。
でも肩を叩かれた以上後ろを振り向かないわけにもいかずにわたしは嫌々後ろを振りむく。