俺が必ず守るから


「教室戻る?」


「わたしもうちょっとここにいようかな」


「わかった」


ちょっとひとりになって考えたかった。


まだまだ暑い9月だけど、風が吹くと気持ちよくてわたしはついうとうとしてしまった。


「・・き、みき、・・い、お・・ろよ」


すぐ近くで声がしてわたしは目をあけた。


「海斗!?」


そして飛び起きた。


わたしは海斗の膝の上で寝ていたのだ。

< 36 / 174 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop