俺が必ず守るから


そのときバスがきた。

何本かバスはあって、郁美とはここでお別れだった。


「じゃあ、気を付けてね」


「うん、また明日ね」


バスに乗り込むと、意外とバスの中は混んでいてわたしは少し前のほうに進んだ。


発車して停留所を何個か過ぎたぐらいだっただろうか。


腰のあたりに誰かの手が当たってる気がした。


でも混んでるしぶつかっちゃっただけかなと最初は思っていたのに、それはだんだんエスカレートしてスカートの中まで手がはいってきた。


< 43 / 174 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop