俺が必ず守るから
「あれから6年たったのかな。わたしも今ではここの院長なんだ」
「はい。6年ですね。あのころからずっとこの病院に・・?」
「いや実は違う場所にいっていてね。海斗も一緒に。しかし、ここの前の院長が体調を悪くしてしまってね。跡継ぎもいなかったものだからわたしに任せたいといってくれて。それで戻ってきたんだ」
「そうだったんですね」
「こんなことはいいたくないんだが。海斗とはもう関わらないでほしい」
「・・・」
「もう気づいてるかもしれないが、海斗は病気でね。走ったりするとよくないんだ」
「はい」