俺が必ず守るから


「だって降りるときの、きみの顔がもう泣きそうだったから、気になって。足もがくがく震えてたし」


「だれも、気づかなかったのに」


「あはは、だって僕はきみに・・・」


そういった男の子はそのままそこに倒れてしまった。


「ねえ、ねえ、どうしたの?」


そう聞いても返事はなくて。


どうしたらいいのかわからなくて、わたしは近くに家があったのをみてそこに助けを求めた。


その家の人はとても親切で急いで救急車を呼んでくれた。


そして救急隊員の人から経緯を聞かせてほしいということで一緒に救急車にまで乗ってくれた。

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