俺が必ず守るから


バスでの出来事を忘れてたわけじゃなかった。

でも助けてくれた海斗の前で強がって泣かないように我慢してたんだ。



そしてわたしは目が覚めたとき、すべてを忘れていた。


バスのことはもちろん、海斗のことも全部。


その一日だけの記憶がわたしの中から消えてしまっていた。
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