俺が必ず守るから
進路


あれから月日は流れて高校3年生になった。


海斗はあれから学校にはきていない。


でも転校したわけではなさそうなので、あのまま入院しているのか、それとも・・


最悪なことを考えたくないと思ってもどうしても考えてしまう自分がいた。



「美樹、おはよう」


郁美とはまた同じクラスになれて、今でも変わらずわたしのそばにいてくれる。


海斗が病気だということは先生以外だとわたしと郁美と松橋くんしか知らないと思う。


なんで松橋くんが知ってるかというと、実は郁美と松橋くんが高2の冬くらいから付き合い始めたからだ。

もともと松橋くんは海斗と一番仲が良かったのもあって松橋くんにだけは教えたんだ。

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