オジサンに恋しちゃダメですか
そして私達は、四宮君が段ボールを二箱、私と外川課長が一箱ずつ持って、会社のフロアを後にした。

「今日は、この販促物を来場者に、渡すんですか?」

「そう。簡単だから。」

そして私達は、ビルを出た後、外川課長の車に乗って、市民公園に向かった。


市民公園には、もう会社の同僚達が集まっていた。

「荷物は?」

「今日、4箱もバラまくの?」

文句を言いながらも、車から段ボールを出し、みんなその箱を開けまくる。

「この段ボール、全て空にするぞ。」

「はーい。」

「よし!始め!」

外川課長の呼びかけに、私達は販促物を、市民公園の来場者に渡し始めた。


今日は、市民公園で音楽フェスティバルや、ヒーローショーをやっていたから、来場者も多い。
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