オジサンに恋しちゃダメですか
第5章 俺なんてそんなモノだよ
「あー、頭痛い。」

昨日は久々に、春乃と飲んだから、盛り上がちゃって二日酔いだ。

こんなところ、他の人に見られたら、絶対絡まれる。

その時、私の頬はニンマリ。

外川課長だったら、絡まれてもいいかな。


なーんて、思っていたところだ。

目の前に、偶然、外川課長が。

昼休みの時間だから、外にでも、食べに行ってたのかな。


私は、課長に会えた事が嬉しくて、小走りで近づいた。

もう少しで、課長の背中叩ける。

私が、右手を振り上げた時だ。


「由麻……」

課長が、女の人の名前を呟いた。

”ユマ”って誰?

そして、一人の女性が、課長の方に振り向いた。


鎖骨までのロングヘア。

目が大きくて、人懐っこそうな瞳。

そして、笑った顔もチャーミングだ。
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