クールなアイドルの熱烈アプローチ
「うわぁ……勇人さん、海ですよ海!」
それから一ヶ月が経った頃。
漸く休みがとれた陽菜と勇人は新婚旅行としてやっとハワイに来れた。
ホテルのチェックインまでの時間、二人は近くのビーチを歩くことにしたのだが、陽菜は長時間のフライトや時差ボケをものともせずビーチを見てはしゃいでいた。
「陽菜」
「え?」
呼ばれて振り返ると、勇人が陽菜に大きなツバのついた帽子を被せた。
目をパチパチさせている陽菜に勇人は苦笑すると、日焼けしたら堀原さんに怒られるんだろ?と頭を撫でた。
「……そうでした」
苦笑しながら、ありがとうございます。とツバを両手で持ちビーチを見つめる。
モデルという職業柄、絶対に日焼けはするなと堀原に何度も念を押されていたのを早速忘れていた。
「……しっかり日焼け対策したら海に入れますよね?」
「海に?」
「はい、この日のために新しい水着買ったんです」
「……まあ、少しならいいんじゃないか?」
水着姿を見たいような見たくないような、複雑な心境で答える勇人の心境など知らずに陽菜は、よかった!楽しみですねー。とワクワクしながら海を見続けていた。
それから一ヶ月が経った頃。
漸く休みがとれた陽菜と勇人は新婚旅行としてやっとハワイに来れた。
ホテルのチェックインまでの時間、二人は近くのビーチを歩くことにしたのだが、陽菜は長時間のフライトや時差ボケをものともせずビーチを見てはしゃいでいた。
「陽菜」
「え?」
呼ばれて振り返ると、勇人が陽菜に大きなツバのついた帽子を被せた。
目をパチパチさせている陽菜に勇人は苦笑すると、日焼けしたら堀原さんに怒られるんだろ?と頭を撫でた。
「……そうでした」
苦笑しながら、ありがとうございます。とツバを両手で持ちビーチを見つめる。
モデルという職業柄、絶対に日焼けはするなと堀原に何度も念を押されていたのを早速忘れていた。
「……しっかり日焼け対策したら海に入れますよね?」
「海に?」
「はい、この日のために新しい水着買ったんです」
「……まあ、少しならいいんじゃないか?」
水着姿を見たいような見たくないような、複雑な心境で答える勇人の心境など知らずに陽菜は、よかった!楽しみですねー。とワクワクしながら海を見続けていた。