クールなアイドルの熱烈アプローチ
ホテルについてすぐに風呂に入り、明日の予定を決めるために持ってきていた旅行雑誌を開く。
明日は旅行先をハワイに決めたきっかけであるアイスを食べに行く予定もあるので、陽菜はワクワクしていた。
カチャッとドアが開く音がして勇人が風呂から戻ってくると、陽菜の隣に腰かけて身を乗りだし雑誌を覗いてきた。
「明日の予定?」
「はい。観光としては明日が最後なので、どこに行こうかと迷っちゃって」
最終日となる明後日はお土産などを見るためにショッピングモールに行くことにしているので、観光をするのは明日しかない。
雑誌を見ているとどこもかしこも行きたくなってしまうので悩んでいたのだが、勇人が陽菜の持っていた雑誌をパラパラ捲り、とあるページで手を止めた。
「ここ、拓也が陽菜が絶対喜ぶって言ってた」
「古河さんが?」
ページを見てみるとそこには“天国の海”と書かれていた。
写真を見てみると透明感のある海がどこまでも続いていてとても神秘的だった。
「素敵……」
「このホテルからでもツアーで行けるらしい。
行くか?」
「はいっ!行きたいです!」
満面の笑顔で答える陽菜に目を細めた勇人は陽菜の手から雑誌を取りテーブルに置く。
すると、そのままの自然な動作で陽菜を抱き上げるとベッドに向かい歩き出した。
「ゆ、勇人さん……?」
「予定は決まっただろ?
だから、陽菜を充電させて」
「じゅ、充電……?」
「水着姿を見たときからずっと我慢してたから」
「へ?え?勇人さんっ!?」
こうして勇人は、遠く離れた日本にいる朝陽の悪知恵にまんまとハマることになったのだった。
明日は旅行先をハワイに決めたきっかけであるアイスを食べに行く予定もあるので、陽菜はワクワクしていた。
カチャッとドアが開く音がして勇人が風呂から戻ってくると、陽菜の隣に腰かけて身を乗りだし雑誌を覗いてきた。
「明日の予定?」
「はい。観光としては明日が最後なので、どこに行こうかと迷っちゃって」
最終日となる明後日はお土産などを見るためにショッピングモールに行くことにしているので、観光をするのは明日しかない。
雑誌を見ているとどこもかしこも行きたくなってしまうので悩んでいたのだが、勇人が陽菜の持っていた雑誌をパラパラ捲り、とあるページで手を止めた。
「ここ、拓也が陽菜が絶対喜ぶって言ってた」
「古河さんが?」
ページを見てみるとそこには“天国の海”と書かれていた。
写真を見てみると透明感のある海がどこまでも続いていてとても神秘的だった。
「素敵……」
「このホテルからでもツアーで行けるらしい。
行くか?」
「はいっ!行きたいです!」
満面の笑顔で答える陽菜に目を細めた勇人は陽菜の手から雑誌を取りテーブルに置く。
すると、そのままの自然な動作で陽菜を抱き上げるとベッドに向かい歩き出した。
「ゆ、勇人さん……?」
「予定は決まっただろ?
だから、陽菜を充電させて」
「じゅ、充電……?」
「水着姿を見たときからずっと我慢してたから」
「へ?え?勇人さんっ!?」
こうして勇人は、遠く離れた日本にいる朝陽の悪知恵にまんまとハマることになったのだった。