クールなアイドルの熱烈アプローチ
次の日、陽菜の体調はとてもよく、順調にロケの仕事をこなしていた。
公開撮影でギャラリーもとても多かったが、そこに以前のように不安そうにしていた陽菜はいない。
陽菜ちゃーん!!と声をかけられればそちらに笑顔で手を振る余裕まで持てるようになった。
「堀原さん、私、有名人になった気分です」
「大分前からいろんな意味で有名人だったと思うがな」
デビューして、スキャンダルになって、公開プロポーズされて、短期間でいろいろな人が陽菜の顔と名前を覚えるには充分すぎるほどだった。
「ねえ、あれって……」
「え!?嘘っ!?」
「ライブ中じゃなかったの!?」
突然ざわつき出した周囲に陽菜は不思議そうにすると、後ろからフワッとジャケットがかけられたと同時に後ろから抱きしめられた。
きゃーーーっ!!!!
と黄色い悲鳴が上がり陽菜は慌てて振り返ると、勇人が陽菜をじっと見つめていた。
「ゆ、勇人さん……!?
どうして……ライブは!?」
「ライブが終わってから急いで来た。
体調は……今日はいいようだ」
陽菜の頬に手を当て顔色を見ると勇人がふっと微笑んだ。
勇人の至近距離と自然な動作に、陽菜とギャラリーは真っ赤になるのだった。
公開撮影でギャラリーもとても多かったが、そこに以前のように不安そうにしていた陽菜はいない。
陽菜ちゃーん!!と声をかけられればそちらに笑顔で手を振る余裕まで持てるようになった。
「堀原さん、私、有名人になった気分です」
「大分前からいろんな意味で有名人だったと思うがな」
デビューして、スキャンダルになって、公開プロポーズされて、短期間でいろいろな人が陽菜の顔と名前を覚えるには充分すぎるほどだった。
「ねえ、あれって……」
「え!?嘘っ!?」
「ライブ中じゃなかったの!?」
突然ざわつき出した周囲に陽菜は不思議そうにすると、後ろからフワッとジャケットがかけられたと同時に後ろから抱きしめられた。
きゃーーーっ!!!!
と黄色い悲鳴が上がり陽菜は慌てて振り返ると、勇人が陽菜をじっと見つめていた。
「ゆ、勇人さん……!?
どうして……ライブは!?」
「ライブが終わってから急いで来た。
体調は……今日はいいようだ」
陽菜の頬に手を当て顔色を見ると勇人がふっと微笑んだ。
勇人の至近距離と自然な動作に、陽菜とギャラリーは真っ赤になるのだった。