クールなアイドルの熱烈アプローチ
そして、もう一つの野望。
陽菜姉と勇人兄さんの間に出来る子供、俺の姪っ子か甥っ子。
あの二人の子供だったら、絶対可愛いし格好良いだろ?
だから、生まれたらやりたいことがあった。
それは……。
「朝陽プロデュース、甥っ子、姪っ子の兄妹スーパーアイドル化計画ー!!」
「けいかくー!!」
「くー!!」
いきなり騒ぎだした三人に、その場にいた全員がキョトンとした顔をした。
ただ一人、堀原は知っていたのでさして驚かずに小さく息をつくだけだった。
「あー……朝陽君?何の計画かな?」
フリーズした陽菜と勇人に代わって拓也が恐る恐る挙手するように右手を上げながら朝陽に問いかけると、朝陽はニヤリと笑った。
「言った通り、この二人をプロデュースしてスーパーアイドルにするんですよー。
もう所属事務所も決めてます。ね、堀原さん?」
朝陽の言葉に三人が堀原に視線を寄越すと、堀原は目を合わせないように明後日の方向を見つめた。
「えーと、堀原さん……説明する義務があるかと……」
戸惑いが抜けきらない拓也の声に堀原は視線を寄越す。
陽菜と勇人は寝耳に水の状態で、フリーズしたまま動かない。
堀原はもう一度息をつくと、重い口を開いた。
陽菜姉と勇人兄さんの間に出来る子供、俺の姪っ子か甥っ子。
あの二人の子供だったら、絶対可愛いし格好良いだろ?
だから、生まれたらやりたいことがあった。
それは……。
「朝陽プロデュース、甥っ子、姪っ子の兄妹スーパーアイドル化計画ー!!」
「けいかくー!!」
「くー!!」
いきなり騒ぎだした三人に、その場にいた全員がキョトンとした顔をした。
ただ一人、堀原は知っていたのでさして驚かずに小さく息をつくだけだった。
「あー……朝陽君?何の計画かな?」
フリーズした陽菜と勇人に代わって拓也が恐る恐る挙手するように右手を上げながら朝陽に問いかけると、朝陽はニヤリと笑った。
「言った通り、この二人をプロデュースしてスーパーアイドルにするんですよー。
もう所属事務所も決めてます。ね、堀原さん?」
朝陽の言葉に三人が堀原に視線を寄越すと、堀原は目を合わせないように明後日の方向を見つめた。
「えーと、堀原さん……説明する義務があるかと……」
戸惑いが抜けきらない拓也の声に堀原は視線を寄越す。
陽菜と勇人は寝耳に水の状態で、フリーズしたまま動かない。
堀原はもう一度息をつくと、重い口を開いた。