クールなアイドルの熱烈アプローチ
堀原が朝陽の野望を聞いたのは、陽菜と勇人が植物園デートをした数日後のことだった。
「絶対あの二人は結婚するし、生まれる子供も絶対可愛いです。
もし子供が生まれたら俺がプロデュースしてトップアイドルにまで伸し上げたいんですよ!」
そう言ってきた朝陽に、結婚するまで上手くいくか分からないし、トップアイドルへの道はそう簡単じゃないと言うと、朝陽は自信満々に答えた。
「何言ってんの、堀原さん。
勇人さん、あんなに陽菜姉にベタぼれなんですよ?それに、陽菜姉の子供だよ?絶対可愛いに決まってるじゃないですか!
そこに勇人さんのDNAを継ぎ足したら音楽の才能も絶対受け継ぐから大丈夫だって!」
と答えたのだった。
「あの……それで堀原さん、オッケーしちゃったんですか……?」
「いや、俺じゃなくてその話を聞いた社長だ……。
朝陽君と意見があったらしく、デビューする時はうちの事務所が専属契約して、トップアイドルまでへの道のりを助力すると……」
親が知らない間、しかもお互い気持ちに気づいたかどうかという辺りで何てことをしてるのだろうかと言う顔をした陽菜と勇人はまだ固まったまま動かない。
そして拓也は、朝陽君……根回し早すぎ。と顔をひきつらせていた。
「絶対あの二人は結婚するし、生まれる子供も絶対可愛いです。
もし子供が生まれたら俺がプロデュースしてトップアイドルにまで伸し上げたいんですよ!」
そう言ってきた朝陽に、結婚するまで上手くいくか分からないし、トップアイドルへの道はそう簡単じゃないと言うと、朝陽は自信満々に答えた。
「何言ってんの、堀原さん。
勇人さん、あんなに陽菜姉にベタぼれなんですよ?それに、陽菜姉の子供だよ?絶対可愛いに決まってるじゃないですか!
そこに勇人さんのDNAを継ぎ足したら音楽の才能も絶対受け継ぐから大丈夫だって!」
と答えたのだった。
「あの……それで堀原さん、オッケーしちゃったんですか……?」
「いや、俺じゃなくてその話を聞いた社長だ……。
朝陽君と意見があったらしく、デビューする時はうちの事務所が専属契約して、トップアイドルまでへの道のりを助力すると……」
親が知らない間、しかもお互い気持ちに気づいたかどうかという辺りで何てことをしてるのだろうかと言う顔をした陽菜と勇人はまだ固まったまま動かない。
そして拓也は、朝陽君……根回し早すぎ。と顔をひきつらせていた。